ときどき訪れる下鴨デルタにある園芸屋「タネゲン」さん。盆栽の扱いは非常に少ないですが、土を買いにいったり、コンテナ野菜用の種を買ったりします。場所がいいので、デルタで本を読むときなんかによります。

季節によって、あったりなかったりする盆栽コーナーはやっぱりありませんでしたが、ひょっこり、一本の苗木を見つけました。食虫植物に紛れて、１ポットありました。

姫水木（ヒメミズキ）というものでした。はじめて聞く名前でしたが枝振りがきれいなので買いました。調べると、日向水木（ヒュウガミズキ）という名で、マンサク科の植物とのことです。３～４月に黄色い鐘形の花を咲かせるようです。

たかが器、されど器

この手の盆栽に合う今っぽい器がなかなかないのです。

中国的な龍がうねっているようなのや、とてつもなく高いものなんかはあるんですが、どうも扱いにくい。

先日、弘法さんで出会ったのが、こちら

奈良県在住の陶芸家の坂下久美子さんの作品です。まさに求めていた”それ”でした。

サイズといい、色、肌といい、丸み具合といいぴったりです。

同じ日に、先月の天神さんで仲良くなった苗木売りのおっちゃんから苗も買いました。

植えが楽しみです。

坂下さんは近く手の手術をされることです。なので次の出品は9月くらいになるそうです。

手術が無事に済むことを祈ります。またこの器に会えますように。

まるで夏のような陽射しの初春が桜の花びらとともに過ぎ去り、緑の色がまた一刷毛濃くなったような気がします。

先日、オウレンとバイカオウレンという苗木を買いました。オウレンはキンポウエゲ科の植物で３月から４月の間に小さな白い花をつけるそうです。購入したときはすでに花は散っていました。

左がオウレン、右がバイカオウレンです。

オウレンの茎は薬用としても用いられるそうです。ワサビみたいでした。

うまくいけば来年の春に花が見れるでしょう

ようやく朝の陽射しがうららかに注ぎ、畳の上にくっきりとした影を作るようになりました。緑の色がまた一つ多く重なりました。

冬の間、ほっそりとした幹だけだったモミジに変化が現れました。

ひょっとして枯れてしまったのかと思ってましたが・・・・

鳥が羽ばたいているようです

葉っぱが出たら剪定します

昨年の夏くらいに近所のおばさんにもらった、苗です。

確か、万両といっていた記憶がありますが、千両といっていたかもしれません。

調べてみると、

「万両と千両の名前の違い。千両は葉の上の方に実をつけるので鳥に食べられやすく、万両は葉の下に実をつけるので食べられにくく、その分、実がしっかり残るから・・・。または、万両は垂れ下がり、千両は上向きにつくので、万両の方が重い、千両は軽い、とのことから名づけられたともいわれる。」

だそうです。

さらには百両、十両まであるらしいです。

十両の別名はヤブコウジ、以前、人にあげる目的でつくったのがヤブコウジでした。

そして、今回のものも、また別の人にあげる予定です。

その二人は知り合いです。つながるものです。





ああ、また来し春。

年も明けて１月６日、いまが紅葉の盛りです。

今年はもう少し盆栽に手を加えていきたいと思います。

時間の許す限り・・・・・